テイスティングイベント報告

オスピスドボーヌとは

オスピスドボーヌ の歴史
現在のオテル・デューの概観オスピスドボーヌ (Hospices de Beaune) の歴史は、1443年にブルゴーニュ公国財務長官 ニコラ・ロラン (Nicolas Rolin) 夫妻がボーヌ (Beaune)に創設した施療院 「オテル・デュー (Hotel-Dieu、"神の館")」に始まります。

この施療院は戦争の災禍と疫病に苦しむ病人や貧しい人々を救済するためのものではありましたが、単なる療養施設ではなく“貧しき者の宮殿”となるべく、長い歳月をかけて建設されました。

さらに当時は治療費を払えない人々が多かったため、ニコラ・ロラン夫妻は自らの所有する葡萄畑を寄付。その葡萄畑から造られるワインの収益によって、オテル・デューは病院として、また貧しい人の宿泊施設として運営され利用されてきました。

その後、何世紀にも渡って オスピス・ド・ラ・シャリテ (Hospices de la Charite) などポマール、ムルソー、ボーヌの各地で同じコンセプトの慈善施設が創設され、これらはまとめて 「オスピスドボーヌ (ボーヌ慈善施設)」として広く知れ渡るようになりました。

オテル・デューの中現在は、オテル・デュー は博物館となっていますが、オテル・デューの入館料やその他の施設から生み出される収益、またオスピスドボーヌが所有する葡萄畑から造られるワインの収益のすべてが、施設の運営費など病人や貧しい人を施す精神の元に使用されています。